オレンジのR+ // バラは紅くて きみは甘い
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2009.04.19 [Sun] + language +
ところで、達郎さんライブではお決まりとしてひとりアカペラのコーナーがある。今回は『バラ色の人生〜ラヴィアンローズ』→『Chapel Of Dreams』→『Have Yourself A Little Merry Christmas』→『We Wish You A Merry Christmas(さらにここからクリスマス・イブへつながってゆく)』だったんだけど、『バラ色の人生〜ラヴィアンローズ』に思わず脊髄で反応してしまった。
・・・これ、元になってる詩があったよね?なんだっけ。知ってる?
隣のひとにそっと耳打ちしても、何だかいまいちピンと来てないご様子。
人生はバラ色 ――― 薔薇は赤で、青は・・・何だっけ?
思い出す間もなく、すぐにこころは会場中に響きわたるアカペラの虜になっていた。
それが何だったのか脈絡なく思い出したのは、後日友達とゴハンしていたときのことだった。〆を鮭茶漬けか親子丼にするか迷っていたとき、ふと頭に浮かんだのだ。結局、〆は生しらすの釜揚げうどんにしておいたんだけど。
■ Roses are red
花pettlesを維持する方法「バラ色の人生〜ラヴィアンローズ」ときいて思い出したのは、ラヴィアンローズとは無関係の一遍のマザーグースの詩だった。
Roses are red,
Violets are blue,
Sugar is sweet;
And so are you.
ばらは あかくて
すみれは あおい
おさとうは あまくて
あなたは すてき
バレンタイン・デーにまつわるものとして有名なこの詩は、イギリスのエドマンド・スペンサーが1590年に書いた『The Faerie Queene(おとぎの国のお姫様)』に登場したのが始まりだそう。その後、1784年に出版された『GAMMER GURTONS GARLAND(マザーグースの世界〜ガートンおばあさんの花輪)』や1862年に英訳されたヴィクトル・ユーゴーの『レ・ミゼラブル(ああ、無情)』に少しずつ形を変化させながら登場したことで、今日のように広く知られるようになったと考えられている。
色の対比や押韻(二行目の"blue"となって四行目の"true")の美しい詩で、バレンタインカードに添えるメッセージとして引用される他、韻を踏みつつ様々なアレンジを加えたバージョンも多数存在する。
オリジナル以外でド定番なのは、
Roses are red,
Violets are blue,
Roses are red,
And my love is true.
薔薇は紅くて
菫は蒼いモノ
薔薇が紅いように
この愛は本物なの
■ 他のアレンジとしては 【→参照】
Roses are red.
Violets are blue.
If you'll be mine,
I'll always be true.
バラは赤い
スミレは青い
もし私の恋人になってくれるのなら
私はいつでもあなただけのもの
Your eyes are blue.
Your heart is true.
Your lips divine
When they met mine.
あなたの瞳は青く
あなたの気持ちは真実
あなたの唇は神聖だった
私の唇と触れ合ったときから
Roses are red.
Red is wine.
Wine is sweet.
Sweetie, you're mine.
バラは赤い
赤いはワイン
ワインは甘い
甘い恋人、あなたは私のもの
Roses are red and
Violets are blue
Honey is sweet,
But not as sweet as you
バラは紅い
スミレは蒼い
はちみつは甘いけど
あなたほどじゃない
ちなみにこの曲、邦題では『ときめきダンディ・ダディダ』だったらしい。
・:・.(゚ε゚)ブッ ナンデヤネン
Zach Kekona の 『Sitting In My Room』 にも"はちみつ"は出てくるので、
これはこれでポピュラーなフレーズなのかな?
Roses are red violets are blue
Honey is sweet but not as sweet as you
バラは赤い スミレは青い
はちみつは甘いけれど あなたにはかなわない
Roses are red violets are blue
Can't you see that my love is true
バラは赤い スミレは青い
この真剣な想いは あなたに届いているのかな
まーどれだろうと、
ものすごく甘々〜な詩であることには変わらないんだけどね。
とはいえこんなバレンタインカードをもらったら、それはそれで嬉しいかも!
女心とはそういうものです。笑
関連リンク
>> Roses are red - wikipedia [英語版]
>> 「薔薇は紅く(Roses are red)」byエドマンド・スペンサー(Edmund Spenser)
>> バレンタインカードのrhyme(ライム・韻詩)
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